宮月　純子（みやつき　じゅんこ・島根県松江市）さん 【連載＃53】

コミュニケーションの大切さ

宮月純子さんはラジオパーソナリティをはじめ、ファッションショーなどのイベント企画プロデュース、イラストレーター、コミュニケーションの取り方講師など多方面で活躍をしている。

　コミュニケーションの大切さを常に考える宮月さん。　特にここ最近は男女の出会いの場などをプロデュースしている。　
　少子化が叫ばれる昨今、出会っても「うまく話ができない」と悩む男女のよき相談相手として事細かい指導を実践を通して行っている。　

　「先ずは自信を持ってもらうこと」と、話す宮月さん。　

　「男性は女性への接し方、女性は女性らしさを意識することで、もっと素敵になれると思いますよ。年を重ねるほど内面が容姿に表れます。いつから始めても遅くはないですよ」

　コミュニケーションとは人への接し方。それは、必ず自分に帰ってくるものと宮月さんは念を押す。
　そして、　「みんな、もっと素敵になれる」

悩み事の多い現代だから

　現代社会では希薄になりつつある人間関係。物はあふれていても、人の心のなかには満たされないものが多いといわれている。

　そんな中、必要になってくるのが、“なんでも相談できる存在”ではないだろうか。行政や弁護士は敷居が高い。と言って身内には相談できないケースも多々ある。

　「今の世の中は情報が氾濫しています。でもその割に人の心の距離は遠くなっている。一昔前のコンピュータや携帯などの無い時代は、人との距離が遠かった分、人の心の距離は近かったような気がします。情緒的なものが失われてきているのではないでしょうか？」

パーソナル・カウンセラーとして

　２００６年春からパーソナル・カウンセラーの活動を本格化した宮月さん。早速多くの人が、宮月さんのもとに駆け込んでいるという。

　「思いを話すだけでいいんですよ。それだけで、人って楽になれると思いますよ」

無理に励ましたりしないで、自分で解決できるようにアドバイスするのが宮月流。

　「話をしながら気持ちがすっきりしてくれたら良い。人の悩みの根っこにあるもの。その糸口を引っ張り出すのが私の役目だと思っています。あとはその本人がいかに解決していくか。もちろん、その後は後ろで見守ってますよ」　

　「私自身、過去に様々な経験をしました。度重なるアクシデントに大変な思いもたくさんしましたが、そばに話せる人はいませんでした。誰かに聞いて欲しいと心の底から思いました。悩める人にとって、それが私でありたいと思うのです」

　「これからしていきたいことは、それぞれの個性を活かし魅力的になるための手助けをあらゆる面からしていきたい。どんな方でも必ず今よりもっと素敵になれますよ。」　

　最後に宮月さんは、皆さんにこんなメッセージを残してくれた。

宮月さんから、みなさんへのメッセージ

　穏やかな日々を送っていた良き時代。それが、いつの頃からか社会の歪みとともに私たちの心まで蝕んでいるようです。

　私たちは家庭、仕事、子育て、恋愛、人付き合いなどから生まれるさまざまな心の痛みを抱えながら生きています。また、思いがけないアクシデントにも対応しなければなりません。

　私自身、どうしてここまで生きてこれたかわからないくらいたくさんのことを経験し、七転び八起きで現在に至っています。

　それは、私のまわりにいる人達によって支えられてきたからだと痛感しています。
そして、自分自身に負けない気持ちが生まれたことも「人」と関わり合って気付いたことです。

　生きていくことは、本当に大変です。だからこそ、コミュニケーションの大切さ、心を開く勇気が必要だと思っています。

　悩みの大きさやとらえ方は人によって違いますが、一人で思い悩まずに話して見ませんか？打ち明けてみてください。一緒に悩み考えましょう。心も軽くなって、きっと笑顔を取りもどせます。愚痴を言うだけでも元気になるはずです。

　あなたのほんのちっちゃな勇気を待っています！！

宮月純子さんプロフィール

平成１８年５月取材