バルーンショップBLUESKY(ブルースカイ)の竹下悦子さん(益田市)【#連載89】

バルーンは皆を笑顔にする。その笑顔に私も元気をいただく。そんなバルーンの魅力にはまっています。
バルーンショップBLUESKY(ブルースカイ)の竹下悦子さん(益田市)
自由自在にバルーンを操り、形作っていく竹下さん
 

今回の元気人

竹下悦子さん

バルーンショップ BLUESKY(ブルースカイ)  代表者
島根県益田市高津5-32-34
TEL  0856-22-4170
FAX  0856-32-0175
Mail   info【@】bluesky.ocnk.net
※ メール送信の際は、【@】を半角@に変更してください。
ホームページ   http://bluesky.ocnk.net/
ブログ: http://blueskyballoon.blog53.fc2.com/

バルーンにはまって8年

「まず、バルーンをこの大きさにふくらませまーす」イベント会場の一角でバルーンアートのワークショップを開く竹下さん。

 バルーンとの出会いは、参加していた子育て支援イベントでプードルを作ってもらった時。その長細い風船がドンドン形作られていく様を見て感動し、バルーンの魅力にハマったそうだ。

 その後、縁あってバルーンアートのアシスタントを経て、8年前、風の国から、イベント時のリリース(風船を空に放つ)をして欲しいという依頼をきっかけに、本格的な仕事として行うようになる。

 当時、まだきちんとした店名はなかったのだが、青い空を舞う風船たちを見て、喜んでくれる人々の顔をイメージし、「BLUESKY(ブルースカイ)」という店名をつけたそうだ。
独立当時、仕事の流れを教えてくれる人がいなかったので、ネットで調べ、自分なりに模索しながら活動をしていた。

 「家族みんな協力的で、忙しい時や人手が足りないとき等、率先して手伝ってくれます。
家族の支えがあって、これまで頑張ってこれました。」

 何も分からずがんばって続けてこられたのは、ご家族の協力があるからこそと竹下さんは語る。
そんな家族に対する感謝の気持ちを持ち続けていることも、竹下さんの魅力の一つだ。
驕らず、謙虚な姿勢に好感がもてる。
バルーンのお仕事の中にも、そんな持ち味が出ている。

バルーンショップBLUESKY(ブルースカイ)の竹下悦子さん(益田市)

器用に動く竹下さんの指先

神経を使うバルーンの特性

 「仕入れに関してはバルーンを手にとって見ることができないのが難点です。
 また新商品に関して、お客様のご要望にすぐにお応えできないことがあり、今後の課題です。

 バルーンは軽く可愛いのですが、バルーンアートを作ると思いのほか難しいし力がいります。
 数多く作るとなると、腕全体が痛くなってくる程、見た目からは想像が付きませんが結構な重労働なんです。

 又、会場の温度や造りによってバルーンの膨らませ方や置き方を工夫しなければ、バルーンの膨張や静電気によってすぐに割れてしまう等、扱いも難しいんですよ。」 と竹下さん。

 各地で行なわれるバルーンアートの講習会に年3回くらい参加し、新しい技術の習得にも力を入れておられる。

 また、バルーン協会主催の資格取得のため研修をしたり、東京や広島で行われるバルーンアートの大会にも積極的に参加。

 県外のバルーン仲間とも情報交換や、県外での仕事の時にはサポートしてもらったりと、協力し合って行なっている。

 このフットワークの軽さで、全国をかけ巡る竹下さんの行動力は見習いたいものだ。

バルーンショップBLUESKY(ブルースカイ)の竹下悦子さん(益田市)

ウエディングディスプレイ

バルーンのお仕事

 「現在、益田には専門でバルーンアートをする人がいない関係もあり、ウエディングの依頼が昨年くらいから増えてきています。」

 その他、イベントでのワークショップやバルーンギフトの販売の他、ウェディング等の会場ディスプレイも行っている。
また、お店や卒園式等のディスプレイも依頼を受けている。

 「お客様の好みにできるだけ合わせられるように、アレンジに入る前に詳しく打ち合わせをさせてもらいます。

 またバルーンは壊れやすいので、お客様の手に届くまで壊れないようにするため、かなり気を遣います。

 デコレーションの場合は、お客様の好みをお伺いするのと同時に、会場のチェックをし、雰囲気を確認します。
 それから全体のイメージを固めるためデッサンをします。

 デコレーションの場合、複数のスタッフで会場作りをしますので、共通のイメージを持って効率的に仕上げられるように工夫しています。
 ひねりものに関しては自分なりに試行錯誤しながら、自分流にアレンジしていくことが多いですね。

 バルーンは可愛いものという共通認識があると思いますが、色遣いや配色等で表情が変わります。
 なので、エレガントなイメージのものも創ることができるんですよ。」

バルーンショップBLUESKY(ブルースカイ)の竹下悦子さん(益田市)

【写真上】ギフト用商品
【写真下】ウエディングディスプレイとリリース

バルーンの贈り物

 結婚式会場へバルーン電報としてバルーンをお届けする事もあるとか。
会場にユラユラフワフワのバルーンがあると、会場の雰囲気が華やかになる。
結婚式をするカップルにとっても、親族の方々にとっても一生に一度の大イベント。
その場を和ませてくれるバルーンの無限の可能性は計り知れない。

 バルーンギフトは、何かのお祝い事やギフトとしての贈り物、またお見舞い等に花束の感覚で利用できる。
「お見舞いバルーンは、バルーンのもつかわいらしさで病室が明るくなるんですよ。
 「早く帰れるように」と、カエルのデザインが良く使われます。」

 可愛くキラキラフワフワした印象が強いバルーンだが、悲しみのシーンでもご利用いただくことがある。

 「つい先日のことですが、若くして亡くなられた方のお葬式をバルーンで飾らせていただきました。
 最後のセレモニーの時間をバルーンで飾ることができ、故人をお見送りすることができたこと、
 残されたご家族の痛みを癒す空間を創らせていただけたことが何よりも嬉しかったです。」
と涙ながらに話す竹下さん。

竹下さんの人柄に触れ、こちらまで胸が熱くなってしまう。
空間を飾るだけではなく、バルーンを通して、「人」の温かさに触れることができる・・・ 
バルーンの魅力を無限に惹き出すことができる竹下さんは、マジシャンのよう。
またいろいろなシーンでのバルーンの愉しみ方を提案してくれる。
バルーンの魅力を良く知っているからこそのアドバイスは嬉しいものだ。 

バルーンショップBLUESKY(ブルースカイ)の竹下悦子さん(益田市) 

クリスマスイベント会場に飾られたバルーンツリー

バルーン教室の魅力

竹下さんはディスプレイだけではなく、バルーンアート教室も行なっている。

教室には子どもだけでなく、親子で参加されることが多い。
「お父さん・お母さんと一緒になって、明るい雰囲気の中、楽しく賑やかに行なうことが多いですね。
バルーンの楽しさだけじゃなく、親子で一緒に作業する楽しさを体感して欲しいですね。
親子のコミュニケーションをとるきっかけになってくれたらと思っています。」
これまで教室は、施設や保育園、イベント主催者からの依頼で開催されている。

クリスマス時期には、イベントのワークショップでバルーンクリスマスツリーを制作。
保育園での教室では、人気キャラクターを。
と、様々なテーマでの開催が可能。
又、バルーンは種類によって3日~2ヶ月と寿命が様々。
ワークショップやギフトに使用されるバルーンは1~2ヶ月。
長期間楽しむ事ができる。

今後の展開

昨年ネットショップを開設。
「ネットショップを通してバルーンアートをギフトとして多くの方にご利用いただきたい、
 又多くのご意見やご感想をいただきたいと思っています。」

 気軽に日常的に利用してもらいたいと、お求め安い価格設定となっており、東北、関東地方と遠方からの注文も入ってくる。

「関わっている人全てが笑顔になれるから。こんなに楽しいことを仕事としてできる
のは幸せなことだと思ってます。」

 石見地方では、まだまだ認知度が低いバルーンアート。
バルーンアート伝道師としての竹下さんの活躍に期待したい。

バルーンショップ BLUESKY( http://bluesky.ocnk.net/

今回掲載の元気企業データ

店名 バルーンショップ BLUESKY(ブルースカイ)
所在地 島根県益田市高津5-32-34
氏名 竹下 悦子
業務 バルーンギフト、バルーンアレンジメント、ウェディングデコレーション
イベントデコレーション、イベント演出、バルーン教室、バルーン材料販売
連絡 TEL: 0856-22-4170 FAX:0856-32-0175
Mail:  info【@】bluesky.ocnk.net
※ メール送信の際は、【@】を半角@に変更してください。
ホームページ HP:  http://bluesky.ocnk.net/  
ブログ: http://blueskyballoon.blog53.fc2.com/

 

2009年4月27日取材

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