米山修二(よねやま しゅうじ、出雲市)さん【連載#43】

先天性骨形成不全のため、車椅子の生活を強いられるが、イラストレーターとして県内外で活躍中! 
のんびりくん 米山修二さん

のんびりくんこと米山修二さん。

【今回の元気人】 のんびりくんこと米山修二さん。先天性骨形成不全のため、車椅子の生活を強いられるが、イラストレーターとして県内外で活動。
米山さんのホームページ

なんともとぼけたキャラクター。彼の名は“のんびりくん”。決して急がず、一歩ずつ。

米山修二さん作のイラスト―ずいぶんのんびりですね―

「のんびりくんですから」

―なぜ、そんなにのんびりなんですか?―

「今の時代、何が何でもスピード!でもそれって疲れますよね。パソコンの前に一日座っているのでも、かなり疲れる」

―はあ、確かに―

「一昔前のようにマイペースな生活のなかには、あまりストレスなどないですよね」

―なるほど、昔の暮らしの中にはストレスを解消する要素があったと?―

「そうですね。今、“癒し”を売りにしている商品が売れていますが、本来なら生活の中で、癒されていたはず。僕を見て、それを思い出してもらえたらと思います。」

 

米山修二さん プロフィール

  • 1975年、出雲市生まれ
  • 職業 イラストレーター  
  • 先天性骨形成不全のため、車椅子の生活を強いられるが、イラストレーターとして県内外で活動。
  • 社内報の挿絵やロゴ、オリジナルキャラクターの絵葉書など、その活動の幅は広い。
  • 米山さんのホームページ

 

 

身体的ハンディを克服

出雲在住のイラストレーター、米山修二さんは県内外問わず、様々ところからイラストの依頼を受けている。

身体にハンディがあったため、一時は引きこもりがちになっていたという米山さん。しかし、いつの頃からか、「得意のイラスト関係の仕事をしたい」と思いだした。

ある挿絵を、仕事として引き受けだしたのを発端に、遠くは新潟県内のある会社の社内報で表紙の挿絵を担当するなど、県内のイベントポスターなどその活躍の場は広い。「のんびりくん」は、実は米山さんそのもの。

どんなときでもマイペースで、しかし着実に進むことを忘れないように。