カメラマン・キーモンこと 岸本茂樹さん(松江市)【#連載102】

2012年1月28日
カメラマン・キーモン(Kiiimon)こと岸本茂樹さん、キーモンのブログ★山陰すてき女子★が話題になっている。今売り出し中、カメラマン・キーモンに話を聞いた。
 カメラマン・キーモンこと 岸本茂樹さん(松江市)【#連載102】

今回の元気人

岸本茂樹さん

カメラマン・Kiiimon(キーモン)

所在地  〒 690-0855
            島根県松江市浜佐田町512-1-4-301
TEL 090-2294-9987
ホームページ(ブログ)
http://ameblo.jp/sanin-sutekijyoshi/
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フェイスブック  facebook

ブログ「★山陰すてき女子★」

 岸本さんのブログ「★山陰すてき女子★」は2011年1月から始まった。毎日更新していたころ、一月のアクセスが6万件になったことがある。
最近は、週1回程度の更新、これでも3万件になっている。

松江駅周辺で「写真をとらせてください」と声をかけられた女子もいることでしょう。
写真を見せてもらった。
駅の周りで、普段着姿で写っているお嬢さんたち、とっても自然で可愛い写真だった。

しかし、昼間周りには人も建物も、さまざまな光であふれている。
そんな環境の中で、すてき女子は際立って輝いている。
カメラアングル、ライトの調整、さまざまあることだろうが、プロのおしごとだなあと実感する。

ブログを見て、お仕事の注文が来るようになってきた。
スタジオを持たずフリーの仕事をする岸本さん、インターネットは岸本茂樹とその仕事を知ってもらう、唯一の広報だ。
手間はかかるが、費用はかからない。

「★山陰すてき女子★」一度見てください。私もこんなふうに撮ってもらいたい思うことだろう。ブログ「★山陰すてき女子★」

★山陰すてき女子★

カメラマン・キーモンこと 岸本茂樹さん(松江市)【#連載102】

松江駅前で、勇気を奮い「★山陰すてき女子★の写真をとらせてください!」と声がけ

岸本茂樹 44歳

 1967年10月1日 広島市内で生まれた。
中学・高校の部活について聞いてみた。 あまり部活はやらなかったとの答えだった。理由は、自由に遊びたかったから、しかし部活をしないでうちに帰っても、遊び相手はいない、あとから気づいたことだった。弟には、体育系の部活に入れとアドバイスした。

中学生、暇だったので日本野鳥の会に入会し、スコープを持参して鳥の観察にはまっていた。観察記録をつけていたという。なんとも、マニアックな中学生だった。

また、ブルースリーにあこがれて、空手を習いに行った。
いただいた名刺、鋭い目つきで構えている、こわああー。ブルースリー・・・、なるほどね。
本人は、笑顔がかわいい優しそうなお兄さんだった。
えらいギャップですねと笑った。

カメラを最初に手にしたのは、中学生だった。日本野鳥の会に参加していたころだった。野鳥観察はスコープとカメラは必需品、父親がボーナスでニコンFEを買ってきた。
当時では、高いものだった。

カメラをめぐって、両親は大喧嘩。岸本少年は、カメラを使用したのは数回だけ、フィルムにプリント代など、口にできなっかったためだった。
そんなこんなで、カメラを手にして仕事を始めるまでには、まだまだ時間がかかった。

カメラマン・キーモンこと 岸本茂樹さん(松江市)【#連載102】

写真のイメージとは違い、実はシャイで優しい岸本茂樹さんです。

お仕事

 島根で大学を卒業し、就職。 「何をしたらもうかるか」頭のなかは、これで一杯だった。
一生懸命働いて、そこそこ貯金もできた。

しかし、はたと気づいた。
「好きなことを仕事にしたほうがイイかも」
お金に執着することをやめた。 貯金を使ってしまうことにした。
ここが、よくわからない。お金に執着することと、貯金を使い果たすことは、つながらない。
面白い考えをする人だなあ。
好きなことって、何だったのですか。

東京へ遊びに行ったとき、面白いバーへ行った。看板もなく隠れ家みたいなお店だった。友人と一緒にバーを始めた。
飲食業は大変だった。失敗して手をひいた。

バイト生活のなか、こだわりの農家とであった。
おいしいトマトを作っていた。手間隙かけて無農薬で育て、トマトの話を目を輝かせて話してくれた、しかし売り方がわからないという。

当時、どうやったら集客ができるか、販売につなげられるか、マーケテイングに興味があった。本を集めて自分で勉強した。

このおいしいトマト販売を手がけた。マーケテイングの勉強の成果、ファックスで青果店へチラシを送った。キャッチコピーもさまざま考えた。
最終的には、ファックス100枚で1件の取引ができるようになった。翌年からはリピーターへの販売に力をいれ、利益が出るようになった。

しかし、トマトは1年中収穫できるわけではない。利益は少ないものだった。
マーケテイングのよい勉強にはなりましたよ。

好きなことを仕事にするのはいいのですが、利益を出さないと仕事とはいえない。
まだ、そのことに気づいていないようだった。

カメラマン・キーモンこと 岸本茂樹さん(松江市)【#連載102】

イングリッシュガーデン(松江市)での撮影風景

カメラマン・キーモン

 カメラを手にしてお仕事をするようになったのは、5年前からだ。

このころ、フォトショップの勉強に励んでいた。仕事が終わってから、ひたすらフォトショップで写真加工をやっていた。
作品をもって、写真館やスタジオをまわって、仕事をもらうようになった。

ポートレートを撮るのが好きだ。

いくら、高級なカメラを使っても、趣味では撮れない手間隙かけるプロの仕事、わかってもらうためには、どうしたらいいか。マーケテイングの勉強もここで役に立ってくる。

ブログ「★山陰すてき女子★」つづき

けっして寡黙ではないが、とてもシャイな人に感じる。

駅で「写真をとらせてください」、声をかける勇気が出ましたね。
最初の日、心臓がバクバクで、声をかけられなかった。
たまたま、以前モデルになってもらった女性が通りかかり、「写真をとらせてください」第1声だった。

撮影には必ず女性アシスタントを一人連れて行く。
カメラ片手に、怖そうなお兄さんが声をかけて、変なひとと思われたら困りますからね。
たしかにそのとおり。
声をかけても、撮影させてくれるのは50パーセントくらい。
OKを取ったら、時間はかけられない。
瞬時に、天候や周りの環境を判断し、撮影準備をし撮影する。

その現場に立ち会ってみたいものだ。緊張した瞬間だろうが、女子を怖がらせてはいけない。
キーモンさんが、どんなふうに声をかけて、撮影しているか興味がわく。

お仕事 つづき

 ブライダルや七五三の撮影が主流、1月は成人式。
くにびきメッセをかりて、写真撮影をした。
ブログをみて、予約を入れてきた人達だ。予約したのはお母さんたち、新成人本人たちは、スタジオで写真を撮って、きれいに残そうなんて意識はないそうだ。

若いとそんなものなのかなあ。
現在、デジカメに携帯電話やスマートフォンで、写真が撮れる。しかも結構きれいなのだ。
つまり、写真をスタジオで撮るという習慣が、少なくなっている。

記念日、イベント、ハレの日。
スタジオを持たないキーモンは、屋外撮影を多くする。撮影会をさまざまな場所でおこなう。
やさしくきれいな写真が出来上がっていた。

屋外では、自然の光があり、周りの風景を生かしながら撮影する。
プロの仕事だ。スタジオでは撮れない魅力がある
プロの仕事を知ってもらいたいとブログでの発信を続けている。

「好きな仕事ができてよかったですね」

「好きな仕事で利益をださないといけないとわかりました」

「やっとわかりましたか。楽しいと思えないと仕事じゃない。もうけないとしごとじゃない。」

岸本茂樹さん44歳、中学生の娘が一人、奥様よくだまって付いてきましたね。
支えてくれる人がいて、守るべき家族がいて、好きな仕事ができる。
頑張らないとね。 

 カメラマン・キーモンこと 岸本茂樹さん(松江市)【#連載102】

ウエディング写真をまとめた記念アルバム

今回掲載の元気人データ

名称 Kiiimon(キーモン)
所在地 〒 690-0855
島根県松江市浜佐田町512-1-4-301
氏名 岸本茂樹
業務 フリーカメラマン
写真撮影・レタッチ・画像製作・ブライダルスナップ・ロケ・・・
お気軽にご連絡下さい
連絡 TEL 090-2294-9987
ホームページ

ブログ「★山陰すてき女子★」

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2012年1月27日取材  取材・文章 ティーエム21 
                写真提供  Kiiimon(キーモン)

Kiiimon(キーモン)作品紹介