キラキラビーズに魅せられて 小豆澤美穂さん(松江市)【#連載65】

ビーズや天然石を使ったアクセサリーの展示会場で、ハンドメイド・アクセサリーの魅力について小豆澤美穂さんにお聞きました。

ビーズアクセサリーとの出会い

(取材・文章 tm-21.com )

  キラキラビーズに魅せられて 小豆澤美穂さん(松江市)【#連載65】

 

【今回の元気人】
小豆澤美穂さん
ハンドメイド・アクセサリー制作・販売
セレンディピティ 代表
e-mail: go_kite@ybb.ne.jp
(メール送付の際は半角に直してください)
ブログ http://serendipity2006.blog88.fc2.com/

島根町で開催された『手作り作家たちによるクリスマス・コラボレーション』の展示会場で、ハンドメイド・アクセサリーの魅力について小豆澤美穂さんにお聞きました。

◆手作り作家たちによるクリスマス・コラボレーション
開催日時:12月9日、10日 10:00~17:00
場所:ギャラリー桜蔵  島根町大芦3862 
問合せ先:0852-85-3355 (ギャラリー桜蔵)
http://gallery-sakura.jp/

ブルーのセーターにブルーのコート、ブルーのバッグそして胸元には紫がかったグレーの大ぶりのネックレス、もちろんビーズできらきら輝いている。
複雑な形でビーズが編みこまれていて存在感がとってもあるネックレスだ。
2年前から独学でビーズアクセサリーを作り始めた。
自分の好みは、大ぶりできらきら派手なものが好きだと言う。

話は数年前にさかのぼる。

20代前半、アメリカへ留学した。その頃は黒ばかり着ていたそうだ。
アメリカ西海岸の原色の世界に触れた。今までの感性にはありえなかった原色の世界、赤・ピンク・オレンジ それも、様々な色を組み合わせ、自信を持って着こなしている人たちに、カルチャーショックを受けたという。これが「色」へのこだわりの始まりだ。

当時アメリカで、アンティ-クアクセサリー、1950年代のブローチなどを集めていた。
きらきら光るビーズのものが多かった。
素材の面白さ・豊かな個性・デザイン性に魅せられた。

大学・就職と8年アメリカで生活し、小豆澤さんはそれまでの黒からカラフル・きらきらにすっかり変貌していたようだ。

松江に帰国してからも、ビーズアクセサリーを買っていたが、時はビーズブーム、自分で作り始めた。
友人がほしいという、かくして自宅にショップを開いた。 また、雑貨店にも置くようになっていった。

ビーズアクセサリーへのこだわり

キラキラビーズに魅せられて 小豆澤美穂さん(松江市)【#連載65】

紫色の石やビーズがたくさん編みこまれた作品(拡大写真はこちらをクリック

ビーズアクセサリーへのこだわりは「好きなもの」を作るということ。
もちろん、お客様からの要望に応じて、オーダーメイドも受けている。
天然石、ビーズ その素材から発想して作品が出来上がると小豆澤さんは話す。

展示会場の作品は、変わった素材も多くあった。
いつもネットで面白い石やビーズを探している。ここ数年で、問屋さんにもそれぞれ個性があることがわかった。天然石が豊富な店、変わった素材を扱う店、6店舗ほどをその素材に応じて使い分けていると話す。

インターネットで様々なものが、松江にいても手に入り、また情報も同様である。ちなみに、小豆澤さんの自宅マンションは、tm21comの山陰不動産ナビ(PR)でみつけたそうだ。(笑)

本屋さんへ行くと、ビーズ制作の本がたくさん並んでいる。
ファッション雑誌もとてもたくさんある。しかし、小豆澤さんはほとんど見ないという。石や素材から受けるイメージを大切にいている。

紫色の石やビーズがたくさん編みこまれたネックレスが展示してあった。
その素材、何種類の石がついているかわからないくらいだ。微妙な色合いに見とれ触ってみるとずっしりとした手ごたえ。シックな色合いながら、ゴージャスな雰囲気、小豆澤さんのイメージそのものだった。
値札がついていない。『石の数が多くて、値段がまだつけられなくて、今回は売りません。』

別の顔=いくつもの顔

「色」「素材」にこだわり、制作する小豆澤さん、ブルーが良く似合う色白で華奢な美人、きらきらしたビーズが、とっても似合う輝いた人だ。
別の顔がある。本業は英会話教室を営む先生。
エムズ・プラティカル・イングリッシュ英会話教室 しまね国際センターでは「コミュニティー通訳」 SMNしまね多文化共生ネットワークでは「医療通訳」をしている。そして、もちろん子育て中のお母さん。

こんなにいくつもの顔を持って、何時ビーズを制作しているのか不思議になる。
私は作るのが早いのです。
イメージが出来ると時間はそんなにかからないです。
そんなふうに 軽やかに話してくれた。

これからも進化していきたい

ビーズ作家としての、これからを聞いてみた。
『私の人生は、その時々で進化してきました。
そして、自分自身、自分の興味・個性、素材へのこだわり、これからも進化していきたい。』

とっても前向き、しかし重くなく とても軽やかな印象を受けた。

 

 

私も女性、アクセサリーには興味津々、いろいろ見ているうちにほしくなった。
手に取ったのは、パールビーズとブロンズ色のビーズが組み合わされた、ネックレス。
3連になっていて、アンティークぽいところが気に入り、早速つけてみた。
ビーズアクセサリーはお手ごろなのがうれしい。
ビーズのものは2,000円程度、天然石でも5,000円程度、女性にはうれしい限りだ。

 

 

ビーズアクセサリーは、鎖がのびたり、糸が切れたりと難点もあるが、小豆澤さんは出来るだけ修理にも応じている。
また、たとえばネックレスは、絡まないようにつるして保管するとか、アフターケアにも気を配ったアドバイスをしてくれた。

今回の展示会は、すでに元気人でご紹介した「ブリザーブド・フラワー 岩崎恭子さん」他数名の方とのコラボレーション島根町古民家ギャラリー桜蔵でお会いした。このような展示会は初めてとのこと。

プロフィール

普段は自宅ショップで展示している。
一度、のぞいてみてはいかがだろうか。ただし、電話をしてから行ったほうが良いようだ。

店名
ハンドメイド・アクセサリー制作・販売
セレンディピティ
代表者
小豆澤美穂さん
所在地
松江市
e-mail: go_kite@ybb.ne.jp
(メール送付の際は半角に直してください)
ブログ http://serendipity2006.blog88.fc2.com/

 

 

 

 

平成18年12月10日取材