【連載#03】三輪利春(みわ としはる)さん
■失明した『としまる』第2の人生ストーリー・・・福祉と情報化・パソコンボランティアの必要性 ■
今回の元気人は、しまねの高度情報化を推進するパソコン・情報化ボランティアグループ『プロジェクト23』の代表として活躍されている三輪利春さんに、自身の人生体験を通した福祉と情報化・パソコンボランティアの必要性について語ってもらいました。
三輪利春(愛称・としまる)さんは、13年前に突然の交通事故で失明され、全盲です。
以来、まったくの暗闇のなかから、家族や友人の皆さんの支えとともに、10年前に出会ったパソコンをコミュニケーションツールとして完全に自分のものとされ、生活にも仕事にも毎日パソコンをフル活用!、今や島根県の高度情報化の推進においても積極的に提言・活躍されています。
チョット長文ですが、全盲の三輪さんがすべて自分で入力された文章です。じっくり読み、三輪さんの思いを感じてください! by tm-21.com 宮崎 照
名 前 : 三輪利春(みわ としはる)
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講演会活動(盲導犬いちろう君と)
失明、そして毎日が暗闇の中での生活
私は交通事故により、13年前に失明しました。一瞬の事故です。その日から私の第2の人生が始まりました。
毎日が暗闇の中での生活です。今までの生活、読書にしてもテレビや写真を見るにしても、景色や風景を見るにしても、街を歩くにしても、生活全てに視覚がはたす役割は大きいです。ペンを持ち文字の読み書きもできなくなりました。
外へ自分一人では歩行も困難になり、こころの病気、体内時計の狂いなどしょうじてきました。家の中へ閉じ隠りなどおこりました。
盲導犬、ボランティアさんとの出会い
たちなおれたのは家族や友人のおかげだとおもっています。
外へでる事、社会参加、10年前に松江湖城ライオンズクラブ様のご厚意により、盲導犬さち号の貸与をうけました。さち号との出会いがありました。現在、私にとり2頭目の盲導犬いちろう号を貸与いただいてます。盲導犬は共に生きる共に歩む、家族の一員です。出会いがあり別れがあり、また新しい出会いを感じています。
盲導犬は一生を多くのボランティアさんの愛情を受けて育っています。盲導犬は退役すると、老後は普通の犬として、退役犬ボランティアさんの御家庭で余生を過ごします。体重も30キロをこえる犬です。
人間と一緒です。年を取り、体も動かなくなります。それをすべて承知し退役犬ボランティアを引き受けてくださいます。 さっちゃんは、生まれてから1年間盲導犬協会からパピーウォーカー(子犬を一般の家庭で里親ボランティアをしてくださる家庭)に預けられます。
さっちゃんのパピーウォーカーさんが退役犬ボランティアも引き受けてくださいました。
今年1月31日さちは永眠しました。お葬式にいちろう共々参加しました。さちのおかあさんともさちは亡くなったけど、遊びにいったり、メールなどで交流しています。
1頭の盲導犬が人と人のこころの交流や、たくさんの出会いを作ってくれました。 失明し、大勢のボランティアさんがおられる事を知りました。
音声化ソフトでメールを入力中の三輪さん
パソコン、そしてインターネットとの出会い
また、年を同じくし10年前、島根県障害者職業センターでパソコン講習を受けました。その当時からパソコン機器は視覚障害者にとり、おおきな役割をはたしてくれる事など、情報をえていました。パソコン講習を受けてパソコン購入とともにパソコン通信を始めました。文字を書ける。文字を読める。同じ障害を持った方との交流。たくさんのみなさまと文字で交流できます。現在パソコン通信からインターネットの時代となりました。
情報を得る。家の中では新聞テレビやラジオだけです。新聞もだれかに読んでもらわないと情報を得る事ができません。手紙などもそうです。テレビも視覚が無いと状況も把握できません。 ネットワークとネットワークが繋がり、インターネットは世界中をかけめぐっています。世界中からたくさんの情報をあつめ、手段と方法を使って知りたい情報を自分の手で得る事ができるようになりました。インターネットを利用して自分から世界に情報発信もできます。
私達視覚障害者がパソコン機器を利用するには、音声化ソフトや音声機器など別途必要です。また、弱視の方には自由な拡大率の切り替えもできるソフトもあります。高齢者の方におすすめだとおもいます。
音声化ソフトはキーボードのキーを押すとそのキーを読み上げてくれます。
『shimaneken しまねけん』と打てば『しまぐにのしま・
ねっこのね・
なになにけんのけん』と音声が出てきます。正しければエンターキーを押し『島根県』と漢字変換します。
また、デスプレィに写し出されるテキスト文書を音声がなめらかに読んでくれます。
パソコンを始める前は、新聞なども第3者の家族や友人にその方のつごうに合わせて読んでいただかないといけませんでした。しかし、パソコンを使う事により、インターネットも利用して、自分の好きな時にいつでも知りたい情報を、自分の手で直接得る事ができるようになりました。
スキャナを利用し、図書やfaxで送られて来た文書など、視覚障害者音声朗読システムも開発され、視覚障害者のパソコン利用環境がたいへん便利になってきました。
メールを利用し意志伝達・コミュニケーション支援、たとえば、視覚障害者の方と耳の不自由な方との交流に手話のボランティアさん第3者を通してお話をしなくてはなりません。第3者を通してでしか会話はできないとおもいます。しかし、お互いにメールが使えれば当人同士メールで交流できます。意志の疎通ができます。
パソコン機器を利用して意志伝達、コミュニケーション支援ができます。また、第3者を通しませんので、自分に届いたお便りを自分の手で読む事ができます。それらは、個人的プライバシーの保護にも繋がります。
今や、三輪さんの身体の一部となったパソコン
障害をお持ちの方にとり、パソコン機器はいまや身体の一部です
重度の障害をお持ちの方もたくさんの方がパソコンを実際に身体の一部にして活躍しておられます。わりばしを口にはさんで入力しておられる方、足にわりばしをはさんで入力しておられる方、まばたきや目の上下左右動かし入力しておられる方、たくさんの方がパソコン機器を使いこなしておられます。1文字1文字必死にこころのこもった書き込みです。
パソコン機器は障害をお持ちの方にとり、意志伝達、コミュニケーション支援機器です。施設や家から出る事のできない方にとり、社会参加の手段の1つです。また、活用する事により就労に繋げておられる方も多いです。
スモールオフィス・ホームオフィス(SOHO)を利用したネットワークを利用し、障害者の就労の場作りとして、県内でも作業所などで何か所か早くから取り組んでおられます。利用し、活用しネットワーク作りを進めておられます。
ネットで広がる社会参加、就労機会
また、県内市町村対応で公民館で行われているIT講習会も、障害をお持ちの方がIT講習会の講師を勤めておられる地域もあります。作業所で市町村から委託を受けit講習会会場として市民のみなさまに提供しておられる地域もあります。市町村から委託を受け、場所を提供し障害者IT講習会を開催しておられる作業所もあります。
地域で格差はありますが、就労に社会参加にみなが頑張っています。耳の不自由な方が手話のボランティアさんと一緒に 障害者パソコン講習会講師をつとめておられます。社会参加と就労に繋ながります。
失明し失明後パソコンを始めた事を書きました。私にとり必要な事でした。パソコン通信、インターネットを通じてたくさんの友達ができました。ネットワークに参加した事で、私の人生の流れが変わりました。それは、パソコンを自分で取り入れたか取り入れなかったかの違いだとおもいます。身体の一部にしたかしないかの違いだとおもいます。
情報化ボランティア・グループ「プロジェクト23」の設立
パソコンを始めた事により、たくさんの友達ができました。有志があつまり8年前、島根の高度情報化を推進するボランティアグループ、パソコンボランティア、情報化ボランティアグループ「プロジェクト23」の設立です。 現在島根を中心にメーリングリストで交流していますが、会員約300名です。
詳しくは・・をhttp://www.pj23.gr.jp 御覧ください。
人が集まる。それは、建物がなくともネットワークを利用した一つの総合的なボランティアセンターになりえます。たくさんのグループの方や企業の方も入っておられます。グループとグループであるいは、企業と企業で新しい企画などスムーズに進行しています。
提案などみなで考えます。1人1人に電話で連絡を取らなくとも、会合にその場所に出向いてゆかなくともスムーズに会合や打合せができます。メーリングリストと言う携帯を利用していますので、個人メールアドレスから1通のメールを書けば登録されている複数の方全てにその1通のメール内容が送られます。みながメールと言う媒体を利用し会合します。
地震など、緊急災害時には情報提供など盛んにおこなわれました。全てが情報の共有です。
また、メーリングリストの中では人がたくさん集まってきますので、ベンチャー企業誕生も多く、我社もその1つです。4年前有志があつまり会社を設立しました。私は社内でも家庭や外にでかけてもメール1つで仕事しています。
毎日200通ちかいメールを読みます。対応しなくてはいけない事に対応しています。メールが仕事です。パソコン機器を利用し文書の読み書きをし、提案書を作成したり、書類に目を通したりしています。
パソコン機器が利用できるようになり、機器を使って情報をえたり、社会参加にもつながりました。パソコンボランティアを始めたくさんの友達ができました。その中から有志があつまりたくさんの企業をも生み出しています。また、新しい活動や目的を持ったグループをどんどん生み出しています。
プロジェクト23では県内各地域のイベントにあわせて、(パソコンの病院、パソコンよろず相談室)を開催してきました。情報化イベントや福祉イベントに積極的に参加し、情報化のイベントを盛り上げています。
パソコンを通じてボランティアが判らない事を教えあう体制作りに取り組んできました。パソコンの病院を通じて人と人のふれ合いがあります。たくさんの友達ができました。
ネットワークの連携・島根ネットワーク連絡会議
また、県内の情報化ボランティアグループさんとの横のつながりを、島根ネットワーク連絡会議がはたしています。 県内に多数のパソコン機器を利用しておられるグループがあります。島根ネットワーク連絡会議メーリングリストを通じてグループとグループの横の連係を計っています。
ネットワークを利用し情報の共有をはたしています。 島根の高度情報化を推進すると共に、島根の発展と地域の活性化をみなで考え、取り組んでいます。
高度情報化、大きく広がる可能性
今後高齢化もどんどん進んでゆきます。交通網がすこぶる悪く、離島問題もあります。中山間地域の問題もあります。市町村のドーナッツ化現象、新しい産業の開拓など、すべてにネットワークを通じてみなで話し合っています。
3年前、島根県障害者情報化コミュニケーション支援検討委員会が開催され、たくさんの提案をしました。障害者パソコン講習会など昨年から開催につながりました。島根県主催で障害者パソコン講習会が県内3箇所で開催されています。
重度障害をお持ちの方家庭にでむいてその方の機器を利用した1対1の講師派遣制度も今年からスタートし動き始めました。
昨年から今年3月にかけてIT講習会の基礎となる、島根県IT戦略構想委員会に県民の代表としてパソコンボランティアから2名参加し、たくさんの提案をさせていただきました。 バリアフリーを考えた講習会スタイル、地域格差を無くして欲しい、高齢者の方も多く受講者にあわせた講習会、小中学校利用などなどです。その他多数の提案をしました。
本年は松江市から島根ネットワーク連絡会議の方へ依頼もあり、松江市IT講習会検討委員会へも参加し、たくさんの提案をさせていただきました。
IT講習会 = 目的はデジタル県庁、デジタル市役所作りにつながります。
家庭からパソコン機器を使って届けや申請申込など、県民市民のみなさんから直接利用できる用に計画に入っているとおもいます。それら考えると、活動を地域密着型=公民館単位でパソコングループ、同好会などのグループを地域に作る事、その地域の方がその地域の方を支え合える体制作りが必要になってくるとおもいます。
小中学校でPTAの皆様方で3人集まればクラブや同好会ができます。それは直接地域の横の連係につながっていきます。地域の活性化に直接繋がっていくのではないでしょうか。全てに高度情報化を目的にパソコンボランティア(情報化ボランティア)の必要性を感じています。
公民館単位で広がっていく事を願っています。公民館各登録グループさんや活動紹介ホームページ作りなど活動する事により他のグループさんとの横の連係や繋がりも深くなっていきます。パソコンを通じて講習会や教え合う事により、パソコンの周りに人が集まつてきます。
また、地域の情報化ボランティアさんたちが考えあい、障害者や高齢者の皆さんの機器の利用に対して初期の設定や取り扱い説明など身近で教えあう体制作りなど広がっていく事を願っています。
障害程度に応じた補助機器の提案。スイッチなど入力補助にその人の障害にあわせた入力補助機器を一緒に考えていただく事も嬉しいです。
パソコン機器を利用したボランティア活動、点訳図書もパソコン機器を利用し点訳ボランティアさんの手でつくられます。以前は点字板を利用し一つ一つ手作りで期間もたいへん長くかかりました。現在パソコン機器を利用し作業分担ができるようになり、大幅に作業日数も短縮されました。1冊の図書を作る事により、全国多数の方にネットワークや全国点字図書館を通じて配付、ネットワークを利用して私達視覚障害者が読みたい図書を直接目録の検索から図書のダウンまでできるようになりました。
朗読音訳ボランティアさんもカセットテープに録音から、最近はパソコンを利用してパソコンから直接マイクに向かって朗読方式です。録音された図書は cd 化され、全国の視覚障害者の方へCD図書として貸し出しされます。テープ図書は、テープがのびたりからまったり、本数も多く点字図書館で管理も大変だったとおもいます。CD図書となり図書も1冊に納まるようになり、管理しやすくなったとおもいます。
全国の点字図書館がネットワークで結ばれました。
点字図書館も視覚障害者情報提供センターとして新しい情報化を向かえています。たくさんの図書情報が全国1ヶ所に集まり、私達視覚障害者「情報弱者」の教育・文化・教養など、新しい情報を早く得る事ができる用になりつつ有ります。
聴覚障害者の方への情報化、パソコン要訳筆記ボランティアさんや、字幕入りビデオテープの普及などにパソコンボランティアさんのお力をすごく必要としています。
パソコンリサイクル
パソコン機器の再利用=パソコンリサイクルです。
県内に必要としておられる方がたくさんおられます。企業や自治体、御家庭などでリースの切れたパソコンや不要となったパソコン機器など全て廃棄処分されます。物によってはまだまだ十分利用可能です。
今までたくさんのパソコンリサイクルのおてつだいをしてきました。今年暮れ中国経済連合会殿を通じ中国電力殿のノートパソコン(リサイクルパソコン)200台御仲介いただき、貸与いただきました。全て県内各地域へ配付させていただきました。とてもありがたい事です。県内でも、今後どんどん広がってゆく事を願っています。
パソコン機器を利用したボランティア活動、パソコン点訳やcd図書朗読、パソコン要訳筆記・映画やビデオテープ字幕などボランティア活動にパソコン機器を必要としておられます。また、県内小学校にしても地域に格差が実際起きています。
障害者パソコン講習会を終えられた皆様、パソコン機器を利用した福祉作業所、それらを結ぶ在宅ネットワーク、外国から来ておられる留学生の皆さんの利用。公民館や施設などほかにも多数あります。書き切れません。全てにパソコンリサイクル活動が必要です。
県内高速ネット網
今後島根県も高速回線ネット網が充実してきます。
インターネットを利用し要訳筆記ボランティアさん、手話のボランティアさんが、ネットワークを利用し画像に会わせ内容を同時に別な場所から同時通訳発信も可能になるとおもいます。高速通信網を利用したインターネットを利用しての、テレビ会議システムです。講演者のお話を離れた場所から同時通訳も可能になるとおもいます。
パソコンが使えるようになり 私達障害者はコミュニケーション支援機器として、パソコン機器が身体の一部となりました。
就労に繋げるには一般の方以上の努力が必要になってきます。みんなががんばっています。私達は目的を持っています、また、それが必要です!そして、おおぜいのパソコンボランティアの皆さんの力が必要です。
みんな笑顔です。
ディスプレーに向かっているあなた!あかるい笑顔のあなたとはすでにこの文書を読んでいただき、もう友達です。友達の輪がどんどん広がっていきます。結んでくれているネットワークにも感謝します。あなたもパソボラ始めませんか!
小中学校も来年から週5日制がスタートします。また、総合的学習を考えてもインターネットを利用したテレビ会議システムなどの利用で、老人ホームと小学校を結んだ総合的学習、遠く離れた所から講習会を聞いたり参加したり、ボランティア養成講座なども、その場所へわざわざ出向いていかなくても、講習を受けられるようになると思います。
また、インターネットを、メーリングリストをうまく利用する事により、大勢の人がそこに集まり、より良いアイデアや発展性有る企画など、次から次へとどんどん広がっていきます。
参加者全員メールで会合する事により、担当分け分担しあえば、考えもすぐまとまり難しい構想も夢が現実化してきます。
以前は会合などその場所に出向いてゆかねば会議になりませんでした。インターネットを利用してその場所へ出向いて行かなくても、だれもが会議に参加し提案できる時代に入りました。一つのアイデアが多数の提案で発展し想像性あるアイデアとなります。
それも、年齢差、障害有る無しかかわらず、男女の差別なく、職業上下も関係無く、だれもが参加できます。全てがバリアフリーです。情報が蓄積され、全てが情報の共有に繋がります。
今後、県民だれもがメールアドレスを持つ時代になるかもしれません。共に生きる、共に学ぶ、そして共に伸びる。私たち地方では体制作りが重要です。必要です。
パソコンボランティア情報化ボランティアは、福祉と情報化、障害者と情報化、教育と情報化、生涯学習と情報化など全てに必要です。
私達パソコンボランティア情報化ボランティアは、メーリングリストと情報の共有を生かし、友達の友達はみな友達だ。の精神でがんばっています。
パソコン機器を利用しているだれもが参加できる新しいボランティア活動です。パソコンボランティア『パソボラ』から他の活動へ、必要性をみつけ、新しいボランティア活動、新しい企業をも生み出しながらどんどん発展しています。
ネット普及の体制作り
IT技術の進歩は、私達の生活をより良くしてくれます。 また利用する私達、人と人を結びつけてくれます。出会いが有ります。利用する私達も十分に機器を利用できるような体制を作らなくては高度な技術進歩があってもなんにも役にならないとおもいます。利用者をどんどん増やして行く体制作りが必要です。
情報化は産学官だけでなく、県民としての民、産学官民(野)、民としてのボランティアの力が必要です。 ディスプレーの向こうにあかるい笑顔のあなたが見える。パソコン、インターネット利用する、その世界はバリアフリーです。バリアーなく全てが平等な環境です。しかし、インターネットにはインターネット利用のためのネット道徳があります。子供高齢者、男性女性障害ある人ない人、だれもが同じ環境です。
インターネットにすべての方が参加できます。バリアフリーです。しかし、生活している社会と違ったネットワークの社会です。ネットワークにはネットワークのマナーや道徳があります。ネット犯罪や詐欺事件などよくおきます。
インターネットを利用するひとりひとりの判断、して良い事悪い事、利用する一人一人の判断を要求されます。ネットワークの道徳が必要になります。それらの教育も学童期から教育で教えなければならない時代です。
私達メーリングリストでは、情報リテラシーを含む電子ネットワークの活用の学習について話し合われています。子供さん達がアクセスしてはいけないあるいはアクセスの際に注意が必要なサイトも数限りなくあります。トラブルや犯罪、危険事項などパソコンで授業を始めると共にネットの道徳を学ばせる授業が必要となりました。教育でできない部分をボランティアが学校に出向いていき総合的学習などで教える体制作りも教育の現場で必要になったとおもいます。
しまね・まめなかねット」(高齢者ITケアネットワーク支援事業)
この12月、島根県より「しまね・まめなかネット」事業に係る検討委員会委員への就任について、島根ネットワーク連絡会議に参加依頼がありました。島根ネットワーク連絡会議を代表し参加します。「しまね・まめなかねット」(高齢者ITケアネットワーク支援事業)です。
情報通信技術(IT)は、地理的ハンディキャップを克服してくれますし、過疎化・高齢化を解決する有効な手段の1つです。ITを活用し総合的生活支援システムです。
高齢者の社会参画・自立生活等の支援・保健・医療・福祉情報・安否確認等支援・生活情報の提供及び通信などと、あります。高齢者自身の広範な情報交流や社会参画を促すシステムです。
各種団体、組織等の人的ネットワークも求められてきます。パソコンボランティア・情報化ボランティア、県内広く普及が必要です。普及の為に頑張りたいとおもいます。また、公民館単位でパソコングループやサークルがどんどん広がって行く事を願っています。
新しいイー島根をみなの力で!!
いままでにボランティアでできる範囲とできない範囲がありました。 できない範囲をフォローする為にも、情報化NPO法人が必要だとおもいますし、市町村単位で情報化npo法人など団体も必要になってくるのではないかとおもいます。
産学官民みなで協力しあえば、生きがいのあるイー島根の誕生も早まり、経済効果にも繋がります。新しい島根をみなの力で築き上げて行きましょう!! (By としまる)
(2001年12月取材)
【お礼】
三輪さん、実体験に基づく熱い思いを本当にありがとうございました。 ここまでお読みになった皆様も、三輪さんの様々な提言、助言の一つ一つが、なるほど!とキッと心に刻まれたことと思います。
VOL1の野田哲夫先生のお言葉にもありました『島根の高度情報化構想』、みなで勉強し、みんなの力で築き上げましょう!
ありがとうございました。感謝!!!(From 管理者・宮崎 照)