ライブハウス New ベリエ上陸

　あたたかな生活の匂い溢れる商店街。
昔ながらの八百屋や洋品店が立ち並ぶ。
歩いていると、この通りに似つかわしくないモダンなビルを発見。

「belier」

そのお洒落な外観から、ライブハウスとは、にわかに信じ難い。

　 「米子じゃないみたい！」「美容院かクラブ？！」
とお客さんからの反応も上々。ここなら女性も気軽に入れそう。

　営業時間は13：00～24：00　チケットの発売日はAM10：00より。
約350名を収容する、広々とした黒の空間。ここがライブホール。

なんと、出演者のジャンル不問。
ロックにレゲエにアコースティック、そしてお笑いのオールジャンルOKなのがうれしい。

　客席から程よく近いステージといい、従業員の行き届いた対応といい、渡部店長のキャラクターといい、どこまでも“お客に優しいライブハウス”である。
　5部屋あるスタジオのうち、2部屋は契約スタジオ。残り3部屋のうち1部屋は、レコーディングもできる豪華な設備となっている。

↓ライブステージ。ここで、幾つもの感動が生まれる。

緊急告知

来たる7月22日、ベリエのある米子駅前商店街路上で“戸板市”が開催。

ここで生ライブも行われる。
ファン急増中の米子の星、M☆Pも出演するそう。
 Do not miss it ☆どうぞ、お見逃しなく！

ベリエは、現在メール会員を大・大・大募集中。

まずは、 y-b@posh.ip 　または　 y-b@posh.jp  まで、空メールをクダサイ。

ライブのスケジュール、チケット予約、スタジオ使用、プレゼントなどお得な情報満載でお届けします！

店長イチオシBAND

☆ テトラポット（米子）
自由気ままなJAZZロックを演じる、サックス・ベース・ドラムのスリーピース。
ボーカルなしインストゥルメンタルのみのバンド。
渡部さんいわく、「癒されません！けど、ハマってしまう、インチキJAZZ」

☆ サンチァゴ（松江）
これから来る！実力派との声名高い、とにかくカッコイイバンド。

☆ ジャージーチャッカー（鳥取）
立って叩くカクテルドラムは必見。
聴いてスッキリ、夏っぽさ満点！
独特な雰囲気をもつ3人組。

Wターンな履歴書

 生まれも育ちも大山町（旧名和町）
渡部さんは、今も大山からベリエまで通勤している。
生粋の大山っこ、と思いきや、ワタナベという名のもとに、Wターンまでしでかしていた。
聞けば、関東近辺で暴れていたらしい。山陰の省吾は、実に興味深い人だ。

 卒業後、千葉県のKFCに就職。
数年後、Uターンして地元のゲームコーナーで働く。
しばらく真面目に働いたのち今度はお笑い芸人目指して、上京！
しかし、芸人修行をしつつ勤めていた会社はバブルとともに誕生し、その崩壊と共に去ってゆく。体を壊して再び地元へ舞い戻った。
堀田石油でスタンドマン→ライブハウスでスタジオの留守番兼ライブのお手伝い。
自らもバンドをやりながら、ナチュラルな流れで現在にいたる。

 最近は、趣味でバンドのコピーをやって楽しんでいるという。
「生まれて三十数年したら、この場所に居たって感じ」
そう語る渡部さんの目は、少年そのもの。自分をみつめる30代。
大人が本気で遊んだら、こんなふうになれるのかもしれない。

商店街より愛をこめて

 とにかく人が好きで、いつも誰かに会っていたいと話す。
今年の元旦より毎日書く、と決めたMIXYのブログでは「読者をなんとか笑わせてやろう」と捻り出した爆笑ネタを披露する。

 芸人魂、ここに健在。こんなサービス精神旺盛な渡部さんの目的は今も昔も、ずっと変わらない。
「音楽でこの街を活性化する！」
「商店街全体が文化の発信基地になればいい！」
熱いぜ、省吾さん！
この夏、ますます盛り上がりをみせる米子ベリエ。
山陰の音楽シーン。もはや、ベリエなしには、語れない。。

店舗情報

平成18年6月26日取材