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ヘキサゴン 松浦眞司さんと奥様佳子さん(雲南市大東町)【#連載81】

日本たまごかけごはんシンポジウムの企画制作により、第2回日本イベント大賞制作賞を受賞した、ヘキサゴン 松浦眞司さんと奥様佳子さんに話を聞いた。

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(取材・文章 tm-21.com)

ヘキサゴン 松浦眞司さん

【今回の元気人】 
ヘキサゴン(HEXAGON)
松浦眞司(まつうら しんじ)さん
(昭和31年7月14日生、51歳、血液型AB)
〒699-1221 雲南市大東町飯田112-5
TEL 0854-43-6336(F兼)
hexagon@hotaru.yoitoko.jp
(メール送信時は@を半角に変更してください。)

移動販売の「カレーやさん」自営。
妻・松浦佳子(まつうら よしこ)
さん
電話 0854-43-3721
mayo1226@hotatu.yoitoko.jp
(メール送信時は@を半角に変更してください。)

 ヘキサゴン(HEXAGON)

松浦さんに名刺をいただいた。HEXAGON(ヘキサゴン)とある。ご存知の通り六角形、当然六角形のマークがあった。
どうして、六角形なのか聞いてみた。松浦さん自身の大切な数字が「6」だという。なんだか、わけのわからない占い師のようなことを言い始めた。

六角形は様々なところで見ることが出来る。たとえば、塩基記号の配列にも六角形、日本では亀甲文様として、おめでたいもの。ハニカム構造(蜂の巣)でもあり、とても安定している。
などなど、自分にとっては会社名を決めるにあたり、六角形しかなかった。だから、ヘキサゴンだった。
ふんふん、なんだかわかったような気にさせられた。おおー、AB型か・・・・・・。

松浦さん、大学は今の職業とは結びつかない体育学部体育学科卒で、大学卒業後、30歳まで、小学校の助教諭や高校の体育講師をしていた。
初赴任地の益田の小学校勤務の頃、保育士だった佳子さんと知りあった。
その後、大東・江津・浜田(今市分校)・松江南の各高校勤務の後、講師の仕事に見切りをつけ、ひょんなことから、まったく何の知識もない、広告代理店に就職した。たった3年後、独立をし、ヘキサゴンを立ち上げた

無謀ともいえる独立、まだ子供さんも小さかっただろうにと、佳子さんに当時のことを聞いてみた。
反対しても仕方ないでしょうとにこやかに笑っている。
家庭を運営する主婦にとっては、現金収入がなくなることは一大事。おおらかに受け止める奥様は、えらい。

たまごかけごはんシンポジウム

松浦眞司さんと奥様佳子さん

松浦眞司さんの奥様 佳子さん。
奥様は、車で移動販売の「カレーやさん」を自営。

名刺には、経営品質協議会なるものが書いてある。
たとえば、卵ご飯専用のお醤油「おたまはん」で説明すると、「おたまはん」の製品の品質そのものではない。お客様に「おたまはん」の価値を認めていただき、好きになってもらう。

そんな、企画・提案を各企業や行政にアドバイスし、一緒に活動することが、経営品質向上活動なのだ。

平成15年、島根県商工会連合会主催「創業塾」で経営品質に出会った。経営品質の勉強に励み、平成17年には経営品質協議会・認定アッセサー、18年には中国経営品質協議会 運営委員・サポーター、19年島根経営品質研究会を発足した。

大きな体に大きな声、いかにも体育系の松浦さん、まじめな努力家だった。

さて、「たまごかけごはんシンポジウム」はどのようにして、うまれたか。
平成16年、国民宿舎清嵐荘のコンサルテイングに入り、広告宣伝を担当していた。
清嵐荘は吉田ふるさと村が指定管理業者、「おたまはん」はご存知の通り、吉田ふるさと村のヒット商品となった。

松浦さんは、「おたまはん」そして「吉田ふるさと村」とであった。

ある日のこと、忘新年会チラシの打ち合わせに向かう途中、車の中で「たまごかけイベント」を思いついた。
頭に中は、いつもいろいろなことを考えているが、ほんとにふとしたときに思いつくものだそうだ。
しかし、積み上げてきたものがないと、ふとしたひらめきも出てはこない。まじめに努力した結果であろう。

1年かけて準備し、平成17年10月28~30日 第1回たまごかけごはんシンポジウムが開催となった。
この間、当初は「たまごかけごはん」、そんなもので人は集まらないと、冷ややかだった人たちも、次第に松浦さんの言葉に耳を傾けるようになった。そして、昨年第3回の開催となった。

今では、松浦さんの代名詞は、「たまごかけ」。あの「たまごかけ」の松浦さんですかといわれるようになった。

平成19年1月、第2回日本イベント大賞・制作賞を、イベント企画・製作者として個人受賞した。

たのしむこと

自分で仕上げるマイ箸キット「雲南の箸」

自分で仕上げるマイ箸キット「雲南の箸」

松浦さんは、自身を典型的二重人格と分析する、自分では攻撃的と自覚するのに、なぜかやさしいといわれるらしい。ムーミンに出てくるスナフキンにあこがれる自称無頼派だそうだ。
私には、優しそうでとっても元気な面白いおじさんと見えるが、孤独を愛する吟遊詩人だそうだ。見えないけれどね。

「疲れたと書いて、楽しかったと読む。」松浦さんがメールの署名に使っている言葉だ。
どなたか、偉い人の言葉らしい。
辛いことを乗り越えた先に、楽しいことがあるということだろうか。

創造力をもって、お仕事をする「PR」という職業、地道な努力が必要であろうが、遊び心がないと出来ないことだろうと想像する。
ちなみに、最近のメールの署名には「みんな答えを探してる。わたしは答えを創ってる。」と書いてあった。

話を聞いていると、とにかく楽しい。自身が楽しむこと、周りを楽しくさせること、得意技のようだ。

新しい企画の話を聞いた
「箸企画」 たまごかけごはんの歴史的裏づけを求めて、ネット検索をしていると、出雲風土記や古事記を垣間見た。その中で「ヤマタノオロチ伝説」の発端となる、川上から流れてきた箸の話に目が止まった。これは、箸の記述の最初ではないかと気づいた。

その頃、すでにマイ箸ブームは起こりかけていた。島根にもマイ箸ブームを起こそうと考えた。
自分で仕上げるマイ箸キット「雲南の箸」、この企画着々と進んでいる。

「日本酒企画」 雲南市内に唯一残った酒蔵、木次酒造の美波太平洋を「どげんかせんとならん」と思い立った。酒のイベント企画を実現するため、まず知識を深めようと日本酒アドバイザー講習に参加した。そこで出会った仲間と「日本酒企画」は進んでいる。

松浦さんは、現在個人でお仕事をしているが、会社を立ち上げようと考えている。
島根県では、初めてのPR会社となる。「PR」と「広告」どう違いがあるのだろうか。

広告とは宣伝するものを「買ってください」というメッセージ、PRは宣伝するものに興味を持ち、あえて言えば「愛してください」というメッセージだそうだ。

たとえば、選挙に出る政治家、イメージ戦略のため、PR会社がポスター・衣装・ヘアメイク・タイトルロゴ等々戦略を組み立てるそうだ。また、企業・行政では、問題が起きたときのメデイア対応や、問題を起こさないためのリスクマネジメント、などを組み立てる。
わかりましたか、面白いお仕事でしょう。これからの時代に必要となる注目の業種だろうと思った。

面白いおじさんと思ったが、こつこつ努力家の一面がわかった。確かに、いい意味二重人格の人のようだ。

カレーやさん

MY箸を入れて持ち歩くための箸袋。粋ですね! 

MY箸を入れて持ち歩くための箸袋。 

お仕事の中に「カレーやさん」移動販売とあった。
奥様佳子さんが、雲南市内を中心に、車で移動販売の「カレーやさん」を営業している。

3人の子育てが一区切りついて、何か始めようと思っていた。シフォンケーキのお店を始めようと、いろいろ調べたが、店舗経営には資金的にリスクが大きいこともあり、移動販売のカレーやさんになった。車を二人で改造し、市役所・スーパーなど定期的にお昼を中心に廻っている。

移動販売はいろいろあるが、カレーの移動販売は聞いたことが無かった。これも、島根県では1台だけらしい。カレーは時々無性に食べたくなる国民食だ。しかし、子供たちがいなくなってからは、作らないことが多い。自然とレトルト食品を買ってきたり、外で食べたりしている。

ルーだけ、おなべを持って買いにいけると良いだろうなと思った。そんな、お客様結構多いらしい。
また、使い捨ての食器だか、洗って返すお客様、マイお皿を持ってきてくださると、もっとエコ・ライフにつながるのにね。話はカレーで盛り上がった。まあ、いろいろ思いつくものと関心しかりである。

佳子さん、他にも編み物や、着物の古布を使った小物つくりなどをしている。これも販売しているというから、忙しいだろうと思うが、意外とのんびり楽しんでいる様子。

「箸企画」のマイ箸キットには、箸袋がある。この袋は佳子さんと松浦さんのお母さんが、せっせと手作りしている。着物の古布で製作したものだ。奥様佳子さんやご家族の支えがあって、松浦さん楽しんでお仕事が出来るのだと思った。

「ヘキサゴン」覚えて、いただけましたか。

箸と手造り箸袋のセット 

着物の古布で製作した箸袋、なかなか粋なものですね!
あなたもMY箸 いかがですか?

「ヘキサゴン」覚えて、いただけましたか。
数年前まで、ヘキサゴンて何ですか? よく聞かれたそうです。
近年、TV番組「クイズ ヘキサゴン」が有名になり、聞かれなくなったそうです。

こんなに良いものなのに、どうして認めてもらえないかお悩みの社長さん、ヘキサゴンがありますよ。
日本一場所のわからない島根県、島根を有名にしたいと切実に思われている行政マンのみなさん、ヘキサゴンがありますよ。

 

 

平成20年3月25日取材

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